エリーザ・スクロッラヴェッツァとアンドレア・ザンレはエリーザの父であり、国際的に有名な弦楽器製作者であるレナート・スクロッラヴェッツァの指導の下、彼によって設立(1975年)および監督されたパルマ弦楽器製作学校で訓練を受け、その後アメリカで修復、音響科学、歴史的な楽器の複製製作といった分野の技術を習得しました。エリーザとアンドレアは、この伝統の遺産である弦楽器製作の技術を保護し促進する目的でパルマ弦楽器製作者協会を設立し、その活動の一環としてパルマ弦楽器製作学校を管理し、学生たちに指導することで専門的な活動を行っています。
2011年、ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ生誕300周年を記念してスクロッラヴェッツァ&ザンレのアトリエはパルマ国立美術館で素晴らしい展示会を企画・開催し、その後、グァダニーニに関する重要な書籍を発表しました。この時からスクロッラヴェッツァ&ザンレは歴史的な偉大な弦楽器製作者たち(アマティ一族、アントニオ・ストラディヴァリ、カルロ・ベルゴンツィ)、ガエタノ&ピエトロ・ズガラボットなどの20世紀のエミリア地方とロンバルディア地方の弦楽器製作者に捧げられた出版事業に従事し続けてきました。
このエミリア地方の伝統を受けた楽器製作は長年にわたり確固たる地位を築き、大きな賞賛を集め、今日ではスクロッラベッツァ&ザンレの楽器は世界中の演奏家やコレクターの間で高く評価されています。